【銀の鬼のネタバレ】とあらすじは？感想や無料試し読みもあり！

幼い頃に鬼に
見初められてしまった美少女──

夏乃ふぶきと、女性の心臓を喰らい
１０００年の孤独を生きる、
美しき妖艶の銀髪鬼──島影十年。

二人の、許されざる
人間と鬼との恋。

怪奇恋物語「銀の鬼」の
見所に付いてのご紹介！

銀の鬼あらすじ紹介

夏乃ふぶきは幼い頃、
信じられない事かもしれないが、
一人の鬼と出会った事があった……

あれはそう、父親の植木を壊したと、
ささいな母親の勘違いで怒られてしまった。

幼心の癇癪と感情のままに
家出をしてしまうのだ。

行く当てもなくに、いつもの遊び場である
空き地の土管で一人、時を過ごしていたのが
全ての始まりだった。

夕暮れ時になっても帰ろうとはせずに、
ずっと土管に隠れ潜んでいた。

しかし空腹が胃を攻め、仕方なくに
水を飲んで気を紛らわせようと、
水飲み場へと歩んでいた。

その時に、彼女は、
彼と出逢ってしまったのだ。

生肉を喰らった鮮血が滴り、
食欲を満たしたばかりの口元を
水で洗い流していた、
銀髪の鬼と出くわしてしまったふぶき。

鬼が音もたてずに近づき、
尖った爪で頬を撫でる。

見定める様に自分を見つめてくる鬼に、
震えるしかなく、ただ佇んでいたふぶき。

鬼は喰らってやろうかと細く笑む。

大人になってから
迎えに来ると微笑みながら、
闇夜の中に姿を消していった。

その晩、一人の女性が惨殺され、
両親の迎えの元で保護された彼女。

その日から人との関わりを持つ事に
ためらいを抱くようになってしまった。

人との衝突を繰り返しながら、
１７歳を向かえていた彼女。

一人の男性に恋い焦がれる
ようになっていた。

担任の先生であるも、授業はいつも自習に、
仮病を使って早退をしては、
パチンコ屋で入りびたる。

いい加減な生活を送る
ダメ教師である島影十年に、
密かな想いを寄せていた。

パチンコ屋の帰りに出くわし、
口止め料に景品を手渡され、
いつもの穏やかな時間を過ごして居た彼女。

でも、そんな日も、
もう終わろうとしていた。

あの日の、鬼の約束の期限が
近づいていた。

そして恋い焦がれる人の秘密と本性を、
彼女は知らないでいた……

銀の鬼ネタバレ・今後の展開

銀髪の鬼と出会ってしまったせいで人と
距離を置くようになってしまった、
ヒロインのふぶきちゃん。

少し気の強い性格で、他人との衝突などに
気を悩ましながらも、
歳相応に恋をしてもいました。

それは彼女のクラスの担任である
島影十年先生にです。

十年先生はイケメンで女子からも
人気はありますが、パチンコに授業はサボるは、
いい加減な不良教師でもありました。

そんなダメな先生の事が気になって
しょうがないふぶきちゃんは、
それなりに幸せな学園生活を送っていました。

先生の不良な所業も全て知っていても、
内緒にしてくれる程に、
ふぶきちゃんは先生を大切にしていました。

そんな大好きな先生には、
重大な秘密があったのです。

なんとこの先生……ふぶきちゃんを
食べると予告した、あの鬼だったのです。

十年先生の正体は、
１０００年もの時を生き抜き、
女性の心臓を食べて生きる、
あの銀髪の鬼だったのです。

その正体を知ってしまったふぶきちゃん。

当然に怖がってしまいますが、
実は先生もふぶきちゃんの事が
好きになっていたのです。

あの日からずっとふぶきちゃんを
食べてやろうと、
見守ってきた十年先生。

見守るうちにふぶきちゃんの事が
好きになってしまう。

食べる事から、自分にお嫁にしてしまうと
考え方を変えてしまったのです。

ふぶきちゃんは十年先生から
逃げてしまいますが、
簡単には逃がしてはくれない。

また先生に抱いた想いに
嘘はつけないまま、
十年先生に事が嫌いになれない。

彼女の先生に対する
想いや葛藤などが見どころです。

銀の鬼読んでみた感想・評価

昭和の怪奇恋愛漫画の代表作に挙げられる
「銀の鬼」の作者は、伝奇小説の様な
恋愛漫画や作品で有名な茶木ひろみ氏。

ホラーとミステリーの要素の強い作品で
話題になった方です。

そんな茶木ひろみ氏が手掛けた「銀の鬼」は、
当時では珍しい、ホラーとラブロマンスを
融合した作品で話題を呼びました。

鬼と人間の恋愛ものと当時には珍しい。

ヒロインのふぶきの恋人となる
鬼の十年の私生活が少女趣味に料理上手と、
当時の漫画の設定では
珍しい手法がとられています。

恋人になる男性像が家庭的で料理上手で
少し困った性格。

ヒロインの女性は料理が苦手だけれども、
芯が強く、凛としていてカッコイイ。

少女漫画としてヒロインがイケメンと、
現在の少女漫画のイケメン女性の原点
とも言えるキャラクター構成。

のちの漫画の見本となったと
うなずける内容になっています。

また鬼である相手を好きに
なってしまうふぶきにも、
隠された秘密などがあります。

鬼退治の専門家や、十年の宿敵ともなる
もう一人の鬼など、
物語の壮大な展開も見もの。

一筋縄ではいかず、
また鬼の彼に振り回せらながらも、
彼の事をほっておけない乙女な女性。

そんなふぶきちゃんの
心境の変化も見どころ。

悪事を働いていた悪人な彼氏が、
彼女の事になると人が変わってしまう等、
ギャップなども見どころになっています。

奇妙な恋をして、鬼と恋人となると、
恋愛怪奇漫画の原点の中でも、
多くの読者を魅入らせてくれる本作。

ホラーとラブロマンスを
楽しみたい方におススメな作品です。

昭和のホラー＆恋愛漫画などが好きな方におすすめ

「銀の鬼」はモンスター娘ならず
妖怪男子と恋に落ちてしまう
美少女を描いた作品です。

人間では無いモノと恋に落ち、
目の前の障害を乗り越えていく物語。

困難な恋を見る人を満足させてくれます。

昭和のホラー漫画や
日本の怪奇ホラーなどが好きな読者が
満足できる漫画作品となっています。

人ならざるモノとの恋や、
妖の魅せる日本独特の
怪奇恋愛を読みたい方におススメします。

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