[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

鳥葬のバベルのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

鳥葬のバベル

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 鳥葬のバベル
原作・漫画 二宮志郎
出版社 講談社

悲しい過去を持つ青年加瀬は、
育ての親とも言える恩師を、
目の前で鳥のような化け物に、

惨殺されるのを目撃してしまう。

しかしそれはさらに大きな
様々な出来事の序章でしかなく……。

敵の正体や意図を、あえて
すぐに出さないことで、
ジリジリとした雰囲気を展開させている、

パニック・アクションの傑作です。

サイト内で【鳥葬のバベル】を検索!

鳥葬のバベルのあらすじ紹介

重く辛い過去を持ちながらも、
仲の良い友人や恩師らに囲まれ、
充実した日々を過ごしている加瀬。

しかし彼の日常は、目前で恩師が
巨大な鳥のようなものに惨殺され、
食われてしまったことで、

完全に一変してしまいます。

一体「それ」が何なのか、
訳も分からないまま、
恩人の死に直面した加瀬は、

事件の不可解さもあり、
逆に疑われることに。

しかし当局が加瀬を
マークしている間にも
状況はどんどんと変化し、

さらに不可解な事件が
続発することになったのでした。

鳥葬のバベルのネタバレと今後の展開は?

コンビニを眺めつつ、
小さなリサイクルショップで働く、
青年加瀬宗助。

社長である千葉との仲も良く、
適当過ぎる千葉の穴を、
自分で埋めるような感じながら、

尊敬できる恩師と、まだ小さな
彼の娘を溺愛してもおり、
公私ともに充実した感じです。

しかし千葉の飲みに付き合わされ、
約束に間に合わないと走る加瀬は、
金髪の若い女性に呼び止められます。

何か話があったような彼女ですが、
結局は何も口にすることはなく、
加瀬は恩師とその娘、マリと話しつつ、

現地に向かう形になりました。

しかし、再会を楽しみに訪れた加瀬は、
強烈な臭いとともに、巨大な「鳥」に
喰われる恩師の姿を目にします。

瞬間的に加瀬は逆上しますが、
なすすべもなくやられてしまい、
その「鳥」は雷とともに、

悠々と飛び去っていきましたが、
一件落着ということはなく、
その後にも問題がありました。

と言うのも加瀬が正直に
「鳥の化け物にやられた」と
証言したために、

かえって嘘をついている、
怪しいと疑われてしまったのです。

しかし当然加瀬には
「自分がやった」などとは
言えるわけがなく、

となれば当然追及側の疑いは
晴れることはありません。

しかし、加瀬と警視庁の黒田が
言い争っている間に、マリは
不自然に姿を消して、

本来行けるはずのない事件現場で、
再び姿を現したのでした。

サイト内で【鳥葬のバベル】を検索!

鳥葬のバベルの読んでみた感想・評価

平穏な日常がいきなり
叩き壊されるという
パニックものの王道を攻めつつ、

明快な「答え」を容易に
読者に与えないセンスが
光る良作でした。

本作の最大のポイントは、
「サンダーバード」とも
呼ばれ恐れられる「鳥」が、

正体不明であること、
また、「鳥」だったことに
あるのではと思います。

やはり漫画になると一目瞭然ですが、
地上に生きる人間にとっては、
いつ襲ってくるか分からない

空の敵は、それが鳥でも
地上にいる龍よりも
脅威的なものがあります。

また、敵の正体が、すぐには
明らかになってはくれないので、
立ち向かおうという気は起きず、

実質的にはパニックになって
翻弄されることになるんですね。

実際読んでいても背筋と心臓に
くる部分があったわけで、
もしこれが現実だったら、

受け入れることさえ
できないなとまで
思ってしまいました。

また、主人公にとって
自分が全力で守るべき少女や、
自分を守ってくれるはずの、

「権力」に至るまでが
敵か味方か分かりにくいのも
怖さに拍車をかけていました。

現在の多くの作品では、「誤解」を
防ぐために敵対軸は明確に、
各人の「意図」も明白に、

作られていく場合が多いですが、
あえてその逆を行ったことで、
より痺れさせた本作は見事です。

鳥葬のバベルはこんな方におすすめな作品!必見

平和な日常を何の前触れもなく叩き壊す、
巨大で強力な「存在」と対峙する作品は、
古今変わらず人気ですし、

最近では特にファンタジーや歴史などの
考証をしっかりして、よりリアル感を
高めていこうという傾向もあります。

ただ、一方で「何故」その生物が
怖いのかという部分に関しては、
相手を知らないからというのがあり、

実際に「理解」してしまうと、
強大な兵器を各国が持つ現代、
怖さが薄れてしまう懸念があります。

しかし、本作の場合、
相手のルーツを知るための情報は、
ほとんど提示されず、

ただ正体不明の巨鳥という感じで、
予備知識なく妖怪変化と
ぶつかっているような感じです。

簡単には対処できなそうな、
「正体不明な強敵」を
憤りながらも堪能したい方には、

本作は非常にオススメですね。

また、序盤では良く分からない、
「性質」をフル活用し、
主人公サイドにいる少女が、

果たして味方なのかすら
ボかしているような構成も
非常に巧みで怖いですね。

さらに言えば主人公が
怪異に衝突できるような
超人に設定されてはおらず、

「目線」が私たち読者に
かなり近い感じなのも
本作にはプラス材料でしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA