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【黒騎士物語のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

この記事は約 7 分で読めます。
タイトル 黒騎士物語
原作・漫画 小林源文
出版社 ゲンブンマガジン

第二次世界大戦時の1943年・秋。

場所は東部戦線のロシア南部。

名も無い村はずれに駐屯する
第8中隊──通称・黒騎士中隊。

新兵クルツ・ウェーバーは
補充兵として配属される。

崩壊する東部戦線にて
激戦を繰り広げる事となる
黒騎士バウアーとの出会いだった。

これは崩壊していく
第三帝国の最後の攻防を描く、
戦車兵士の物語である。

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『小林源文先生の連載作品』
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黒騎士物語あらすじ紹介

東部戦線崩壊による
ソ連の進撃を押しとどめる事が
不可能となりつつある、1943年。

エルンスト・フォン・バウアー中尉の率いる
第8戦車中隊・通称黒騎士中隊は、
廃棄された資材回収へと動いていた。

後方へと退却を開始した
大隊本部に捨て置かれた資材──ワイヤー。

残った燃料にバッテリーと、
嬉々として拾い集めていく黒騎士中隊。

ソ連空軍の占める空を警戒しながら、
戦闘準備を進めるバウアー達。

そんな彼らの部隊へと補充される
クルツ・ウェーバー上等兵は、
装填手を任される事となる。

動く戦車が4台しかない部隊へと配属された矢先、
無線により戦線への移動を命じられた黒騎士中隊は、
Ⅳ号戦車へと乗り込み、戦闘の準備を始める。

森林地域へと移動し、敵を補足する黒騎士中隊。

今、戦闘が始まろうとしていた。

黒騎士物語ネタバレ・今後の展開

黒騎士中隊へ配属された
クルツ・ウェーバー上等兵。

部隊になれる間もなくに、
すぐに最前線へと送り込まれる事となります。

ソ連軍の戦車部隊を相手にするも、
起動する戦車は四台のみ。

そんな絶望的な戦況の中。

バウアー中尉は四台の戦車を二組ずつに分け、
左右から挟撃する戦術を取ります。

バウアーの乗る戦車を黒騎士1として、
黒騎士2を引き連れます。

森林地帯から攻め、また黒騎士3、4は
湿地帯から攻める様に、
最前線から左右に部隊を配置します。

敵を挟撃できるように態勢を整えますが、
霧が濃い為に視界が悪く、
敵の動きがつかめない状況下でした。

全員に緊張が走りますが、
バウアー中尉は落ち着いたまま
焦らずに指揮をとります。

双眼鏡でソ連軍の戦車を注視している中、
敵の動きを察知します。

11時方向に敵の動きがあると黒騎士2に通信し、
Ⅳ号戦車の砲塔を11時方向へと合わせる黒騎士2。

霧の中から姿を見せたソ連軍の戦車に、
砲撃を開始します。

黒騎士2は先手を取りますが、
数で攻めてくるソ連軍の戦車の前に
火力で押されてしまいます。

黒騎士2と黒騎士1は
ソ連の戦車に押されてしまいます。

丘を陰に隠れ、敵の視界から一時的に逃れます。

しかし丘のせいで無線が届かずに
黒騎士3、4の援護も望めないまま
状況は悪化します。

このままでは丘を取られてしまうと、
バウアーは勝負に出ます。

黒騎士2は右の戦車隊を、
バウアーは左の戦車隊をと、
Ⅳ号戦車を前進させます。

ソ連軍の戦車隊へと突撃を敢行します。

前進してきたバウアーのⅣ号戦車に
隙を突かれたソ連軍。

隊列を乱され、次々にバウアーに
撃破されていきます。

しかし数に勝る火力による反撃に合い、
黒騎士2はやられてしまいます。

そしてバウアーの戦車も被弾してしまい、
彼は負傷してしまいます。

照準器も破損してしまい、
照準を敵に合わす事ができない絶体絶命の中、
クルツが機転を利かします。

戦車内部の砲塔口からソ連軍戦車を覗き、
敵の位置を目測し、すぐに装填を開始した
クルツの掛け声とともに砲撃が行われ撃破します。

仲間に認められたクルツ上等兵。

この後彼は激戦へと巻き込まれていきます。

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黒騎士物語読んでみた感想・評価

今回紹介する作品「黒騎士物語」は、
小林源文先生の代表する
劇画漫画の一つでもあります。

小林源文先生の代表作として
アーミーマニアや軍オタの間では
有名な作品として知られています。

現在のアーミー作品の中でも、
戦車はアニメ「ガールズ&パンツァー」
の影響などで一役ブームになっています。

アニメの舞台になった聖地巡礼など話題を呼び、
アニメ内でもバウアーのポスターが張られていて
有名な作品でもあります。

ガールズ&パンツァーのおかげで
Ⅳ号戦車やティーガーなど
ドイツ戦車の名前が知られるようになりました。

しかしこの黒騎士物語では
可愛い美少女は一切に出ません。

戦車を駆るドイツ軍人が泥と砲撃と爆炎の中で、
命を燃やしせめぎ合い戦っています。

昭和劇画漫画のテイストが
込められたのが今作品です。

この作品の最も魅せるべき場面。

それは戦車と軍人と戦場を生き抜く
男達の生き様です。

第二次世界大戦下の中で、
敗北の色が見え始めていたドイツの為に、
軍人としての責務を果たす、男の意地。

それが今作の最大の見せ場とも言われています。

戦車戦の熱い戦いを、劇画で描き、
渾身のタッチで描かれています。

その作品内は、細かな考証と資料の選定により、
かつての戦場を彷彿させるかのような
細かさで描かれた今作。

当時は第二次世界大戦における
ドイツ対ソ連の戦争の資料は少ないのです。

戦車の情報を手に入れるのは
全て外国の書籍などを
頼らなければいけない状況です。

小林先生は細かに資料を集め、
戦車の内部まで細かく描いています。

後の戦争漫画の見本ともなり、
多くのアーミー好きに
支持された作品でもあります。

戦場で生きる兵士達、
また軍人の生き様を全身全霊で表現した今作。

戦車が好きだと言う人や、
戦車が好きになった人に
必ず読んでほしい作品です。

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第二次世界大戦、ドイツ軍、戦車などが好きな方におすすめ

戦車アニメである「ガールズ&パンツァー」を見て
戦車が好きになった人。

これからアーミーマニアへなろうとする方。

またリアルな戦史に基づいて作られる
漫画などを求めている方に
おススメしたい作品が「黒騎士物語」です。

小林源文先生がプラモデルなどを
紹介する専門雑誌である
月刊ホビー雑誌「ホビージャパン」。

「黒騎士物語」はこの雑誌に
1982年から1983年の間に
連載をしていた作品です。

この作品の舞台となるのは第二次世界大戦。

敗戦へ落ちていく
ドイツの攻防を描いた作品。

当時においては異色の
漫画作品として見られていました。

当時の世界大戦を題材にした
戦争漫画作品の多くは特徴がありました。

テレビドラマのコンバットの影響もあり
アメリカ軍に所属する主人公。

またゼロ戦などに乗る
パイロットなどの作品が主流でした。

ドイツ軍は悪役として
扱われていた時代でもあります。

その中で、ドイツ軍人を主役にされました。

敗北へと進む中で、必死に抗い、
軍人としての責務を果たす男の生き様。

熱い戦車の戦いが描かれているのが、
この作品でもあります。

それまでの戦争モノの作品には、
松本零士先生などでも
ドイツ軍人が描かれていました。

しかし、小林源文先生が描く戦争漫画は
ひたすらに戦車戦への追求です。

また戦場のリアリズムなどを
徹底として描きます。

細かな戦車内部の繊細な表現から、
専門的な軍事知識など解りやすく描きます。

ドイツ戦好きな軍事マニアの間では、
教科書や教本として扱われる程です。

このような内容のある漫画作品が、
「黒騎士物語」です。

戦場へと挑む男、
例え敗北と解っていても戦い続ける生き様。

戦車に乗る軍人の生き様がこれほどまでに
描かれている作品は
類を見ない名作でもあります。

そんな熱い時間を与えてくれる名作です。

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