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コスメの魔法のネタバレと感想です!結末ってどうなる?

コスメの魔法

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル コスメの魔法
原作・漫画 あいかわももこ
出版社 講談社

化粧品店の美容部員として
日々働く高樹礼子。

抜群の技術と経験、そして強烈な
情熱を持つ彼女の前には、
今日も美で悩む女性たちがやってくる。

単に技やノウハウに頼ることなく、
内面からの美をもっとも大切にした、
ドラマ化もされた傑作美容物語です。

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コスメの魔法のあらすじ紹介

化粧品メーカーの美容部員として
働く高樹礼子。

彼女は抜群の技術と経験、そして、
美を放棄するのは犯罪という、
強烈な思想と情熱のもと、

店にやってくる女性たちに向けて
様々なサポートを行っていきます。

時には親子連れで店にきたり、
まったく化粧っ気のない主婦だったり、
「お得意様」にはなりそうもない、

女性たちも少なくはないのですが、
礼子はそういうことは関係なく、
儲け関係なしに手を打っていきます。

また、彼女はある程度の期限を設け、
その間に美を手助けするスタンスで、
だからこそ客たちにも簡単でなく、

時に挫折を味わいもしますが、
それが故に礼子の提案する美は、
内面的な強さに支えられているのでした。

コスメの魔法のネタバレと今後の展開は?

マ・ベール化粧品の美容部員である、
高樹礼子。

「美の伝道者」としての自覚を持ち、
抜群の技量と情熱、さらには
ルックスをも備えた彼女の前には、

日々美に悩んだ女性たちが
やってくることになります。

その日店を訪れたのは野村さん。

いかにも有能そうで、実際
会社では主任を任されていますが、
実はメイクに苦しんでいました。

若い部下たちの美しい肌が
どうしても気になる中で、
どんな化粧品を使ってもなかなか、

自分の思った通りのメイクを
することができなかったのです。

大量の化粧品をカードで買い込み、
必死に自分の顔と格闘する日々。

しかしメイクを気にするあまり
仕事の方がうまくいかず、
しかもどこでも化粧直しをするため、

それを見た部下からの評価も
下がっていってしまいました。

ついには化粧直しのために
アポの約束もスルーしてしまい、
さらには化粧品を買い過ぎて、

カードの限度額も超過するなど
ギリギリまで追い込まれた彼女に
手を差し伸べたのは礼子でした。

礼子は野村さんの体質を見抜き
内側から美しくなるという
的確なアドバイスと化粧品を与え、

美しくなるチャンスを放棄するのは
犯罪であるという礼子の情熱は、
野村さんを美へ導いていきます。

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コスメの魔法の読んでみた感想・評価

雄弁にして有能な礼子さんが、
ビシっと問題を指摘して
一気に解決に至らせるテンポが、

非常に明快かつ痛快で
グイグイ読み進んでいける
心地良い作品でした。

本作の「主人公」は、メイク、
そしてヒロインの礼子さんです。

誰に対してもお世辞なく指摘をし、
時には厳しい言葉さえ突きつける、
しかし頼ってくる客を見捨てず、

丁寧に親身に対応して、
自分の「思い」をも完全に
示して見せる強さ。

こうした能力の高さは、なかなか
今時の主人公には少ない感じで、
だからこそ非常に信頼感があり、

どんなに厳しい「条件」でも
彼女に任せてみようという
気持ちにさせてくれました。

実際、礼子さんの技術は抜群で、
その上客に正解を押し付けもせず、
だからこそ客たちは皆、

メイクを通じての成長を
果たしていくことになるんですね。

外見だけの美しさを追うのなら、
エステや整形だけでも十分でしょうが、
元々の美しさを活かしながらも、

まったく新しい正解を見出すため、
四苦八苦する女性たちの姿には、
心が打たれるものがありましたね。

まったく化粧をしない男性の目から
結論付けてしまえば、「たかが」に
なってしまう部分もあるのですが、

そこに全力を傾けられるから、
現在女性は皆素晴らしく、また
魅力的なのだとも思えましたね。

コスメの魔法はこんな方におすすめな作品!必見

美しくなる方法は色々ありますが、
直接的に容姿に手を加えるという、
大胆な方法ではありつつも、

古今東西超定番なのがお化粧ですが、
逆に女性にとっては一般化し過ぎたために、
「差」がつきにくい感じもあります。

また、メイクでは限界だと思い、
美容整形を行う人も少なくないのが現状で、
優れた化粧品も人の気分を変えるのは、

なかなか簡単ではないのが現実です。

しかし本作のヒロイン礼子さんは、
誰よりもメイクによる「美」を信じ、
またその限界を心得てもいます。

技巧を尽くすのはもちろんのこと、
精神的な部分においても
何らかの進歩がなければ、

真の美しさは得られないという思想は、
厳しくはあるがリアルでもあり、
漫画的な安易さとは離れています。

実感のある美しさを、作品を通じて
存分に堪能したい方には
最適の一作と言えるのではと思います。

また、礼子さんが相手にしているのは
女優やタレントなど美のプロではなく、
あくまで来店した一般の方なので、

元々の「容姿」や「体型」による限界を
唱えたりはしないのが、
良い意味で万人向けのスタンスで、

もしかしたら自分もと、
勇気を出せるという意味で
非常に好感が持てましたね。

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