SAMURAI DEEPER KYOのネタバレと感想！アニメの原作を読むならココ！

戦国時代の末期
大きな戦いがあった。

天下分け目の合戦といわれる
関ケ原の戦いである。

多くの武将が天下を競って
戦う中で己の腕を磨くためにと
剣を振るう侍たちもいた。

そんな侍たちに混じって
最強と称されたある男がいた。

数多の男たちが散っていった
天下分け目の戦いは
僅か一日で決着をみせる。

そして4年の月日が流れ
その侍には
百万両の賞金がかけられていた・・・。

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SAMURAI DEEPER KYOのあらすじ紹介

戦国時代
天下分け目の戦いとされる
関ケ原の合戦。

その戦いから4年
世の中はようやく
平和を取り戻しつつあった。

薬売りとして行商の旅に出ていた
壬生京四郎は
道中で倒れ込んでいる女性を見かける。

苦しむ女性を助けようと近づいた
京四郎に対してその女性は
いきなり短銃を突きつけた。

彼女の名前は
賞金稼ぎの椎名ゆや。

千人斬りの伝説の侍「鬼眼の狂」
その首には
百万両の賞金がかけられていた。

そして薬売りの京四郎は
「鬼眼の狂」と同じような
容姿をしていたのだった・・・。

SAMURAI DEEPER KYOのネタバレと今後の展開は？

壬生京四郎
愛と平和の薬売りです。

そう弁明する京四郎を
ゆやは疑うが
確かに瞳の色が狂とは異なった。

どうやら人違いだったかと
納得したゆやだったが
賞金首帳を見直して思い出す。

京四郎にも食い逃げの罪で
わずか100文ながらも
賞金が掛けられていた。

わずかでも賞金を頂こうと
京四郎を捕らえると
ゆやは次なる村へと向かう。

だが訪れた村は悪質な賞金首
蛮頭次兄弟に襲われ
大勢の村人が殺されていた。

ゆやは賞金を得るためにも
村を襲う兄弟を
倒すことにする。

再び村に現れた兄弟に向けて
いきなり短銃を放つゆや。

しかし兄弟は
ゆやの攻撃をものともせずに
彼女を退ける。

窮地に陥った
ゆやを守るためにと
盾となって身体をはる京四郎。

そして
これ以上やると死んでしまう
とつぶやく。

これ以上やると
あんた達が死んでしまうと・・・。

次の瞬間
京四郎の瞳の色が赤く染まり
目にも止まらぬ速さで剣が振られた！

次々と
兄弟の仲間たちを斬り倒すと
襲い来る兄弟をも圧倒する京四郎。

一瞬のもとに大太刀を振るって
蛮頭次兄弟を葬りさった。

村人たちも怖がらせてしまい
一人村を去ろうとする京四郎に
ゆやが連れ添う。

命の恩人をほおってはおけない
（賞金百万両をほおってはおけない）
そう告げて共に旅を続けることにする。

そうして次なる地へと
旅立つ二人を遠く
謎の女性がみつめていた・・・。

SAMURAI DEEPER KYOの読んでみた感想・評価

非情なる強さと
人を助ける優しさとの
異なる素養を秘めた主人公。

通例は状態や時間軸の違いなどで
設定されることの多い
2つの性質を宿したキャラクター性。

それを本作では
一人の身体に２つの魂が
宿っている設定で表現しています。

かつて鬼眼の狂として
千人斬りとも称された非情の剣。

そんな強さを深淵へと眠らせた
優しき守りて壬生京四郎。

一つの身体の中で
片方が目覚めた時には
もう一方は眠りにつく。

そんなメリハリを利かせた
キャラクター設定の妙が
物語に新鮮な変化を与えてくれます。

また戦国末期から江戸の初期にかけた
時代設定などにもフィクションとしての
目新しさがあります。

先年までは戦乱の世の中として
血生臭い戦いが繰り広げられ
ようやく訪れた戦いのない日々。

しかし平和な日常の影には
未だ多くの脅威がくすぶっています。

戦乱と平和というギャップを秘めた時代背景
それにより非情と優しさというキャラ設定が
より活かされていくような気もします。

時代が平和な日常を求めれば
優しい京四郎が。

しかし時代が未だ戦乱を望めば
非情な鬼眼の狂が。

果たして歴史は
どちらの男を選んでいくのか・・・？

SAMURAI DEEPER KYOはこんな方におすすめな作品！必見

実在の有名武将などではなく
一人の侍の戦いを描いた
戦国時代近辺では珍しい作品。

しかも主人公は
百万両もの賞金がかけられた
千人斬りとも呼ばれる賞金首。

その非情な人斬りの素性は
普段は温和な一人の薬売りの
影に隠されています。

愛と平和の薬売りと自らを称する
お人好しでお調子者な
壬生京四郎。

かつて千人を
斬り倒したとされる
非情の侍である鬼眼の狂。

まるで二重人格のように
１つの身体に二人の男の魂が
宿ることで生まれる二面性。

そんなギャップのある
キャラクター性も含めて
剣戟バトル好きにはオススメの作品です。

似たような雰囲気の作品として
著名なものでは
『るろうに剣心』が挙げられるでしょう。

かつて幕末最強と怖れられた
殺人剣を振るう
人斬り抜刀斎。

そして今は
人々を守るために剣を振るう
緋村剣心。

そんな二面性を秘めた
キャラクターたちは
本作での狂と京四郎の関係を思わせます。

どちらの作品も
秘められた登場人物のギャップと
多彩な剣戟バトルが魅力の作品です。

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