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そば屋幻庵のあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

そば屋幻庵

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル そば屋幻庵
原作・漫画 梶研吾 かどたひろし
出版社 リイド社

勘定方の武家として、順調に、
出世コースを進んでいた牧野。

しかし突如として彼は隠居をし、
そしてそばの屋台を引くことに。

絶品だと一目で分かるそばと、
人情のこもった痛快な話が、
多くのファンを唸らせる、

傑作江戸人情グルメ漫画です。

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そば屋幻庵のあらすじ紹介

出世街道を進んでいたものの、
早過ぎる隠居を決意し、それからは、
悠々自適の生活をしていた牧野。

しかし囲碁に盆栽にと、趣味を全力で
楽しみつつ、牧野が夢中なのは、
自らそばの屋台を引くことでした。

もっとも、ある意味「脱サラ」の
そば屋開業ではあるものの、
元々の情熱に加えてこっそりと、

「修行」までしていた牧野の腕は、
そば好きの間でも評判になるほどで、
様々な客が訪れてくるのでした。

中には厄介なトラブルもありますが、
そこは元エリート武士、
威勢も人脈もある彼には、

大抵のことなど簡単に
解決できてしまいます。

そば屋幻庵のネタバレと今後の展開は?

江戸の街に数多くいるそば好きに、
絶品の味と評価されつつも、
たまにしか屋台が出ない、

「幻庵」と呼ばれるそのそば屋は、
実は隠居した武家がお忍びで
やっている店だったのです。

勘定方として実力を示し、
実直に出世街道を歩んでいた、
エリートの牧野でしたが、

さらなる上位ポスト就任を、
目前にしつつも、
五十代の若さで隠居します。

それからは悠々自適に、
囲碁や盆栽遊びを楽しむ中、
好きでたまらないそばを、

客に振る舞うというのが、
「幻庵」の正体でした。

だから牧野は、いつまで
これを続けるのかと聞かれても、
まるで悪びれませんでしたが、

そんな賑やかなやり取りを、
牧野たちがしていると、
一人の女性が店にやってきます。

しかし、かけそばを注文した
その美しい女性に、牧野が
思わず見とれていると、

店の近くで揉め事が発生し、
牧野たちの注意はそちらの方へ、
寄っていくことになります。

しかし、酔って泣き騒いでいた、
武家らしい若者の「原因」は、
色恋沙汰ではなく、

むしろ牧野のいた部署にも関係ある、
よりシリアスな事件だったのでした。

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そば屋幻庵の読んでみた感想・評価

話もうまければそばもうまい、
画力も高いし人情もある、
まさに正統派時代劇グルメの、

お手本とも言うべき作品でしたね。

本作のポイントは、ご隠居にして
凄腕のそば職人の牧野にあります。

時代劇を扱った漫画も、グルメを
テーマにした漫画も沢山ある中、
ひょうひょうとしつつも芯は強く、

しかし人情味も素晴らしい
牧野という人物が各要素を
うまく結合させているんですね。

その調和の取れ方や絶妙さは、
まさに良くできた二八そばのようで、
味わえばすぐに驚く仕上がりなのに、

まったく飽きとは無縁であり、
しかも嫌な後味もなく、
娯楽として理想的な感じでした。

また、物語の軸となる
色々なエピソードも、
子供たちの道場でのいさかいや、

役人が行う不正など様々ですが、
能力と経験がある牧野の采配は
まさに絶品で見事です。

悪には全力で向かう、
正義を行使するといった、
主人公サイドからすれば、

「当然の役割」を果たすあまり、
作品全体が殺伐とするような、
嫌な懸念は本作とは無縁でした。

また、万事デキる男の牧野が、
さらっと冒頭から脱サラという、
「男の夢」を達成しているため、

出世や栄光にギラつくような、
心配が皆無なのも
読み手としては嬉しいところでした。

そば屋幻庵はこんな方におすすめな作品!必見

脱サラして一念発起で店を出すとなると、
一度は候補に上がりがちなのが、
店主の腕前が活きる「そば屋」ですが、

修行年数や現実が絡むと、
なかなか独立開業という
結論は出しにくいものです。

しかし、江戸時代という、明らかに
今よりもずっと義理が重んじられ、
組織から離れ辛いような時代に、

勘定方の牧野は出世に背を向け、
こっそりと屋台を引いて
そばを出す二重生活を始めます。

武士一生の仕事よりも、と、
強烈な情熱を持っているだけに、
そのそばはまさに絶品であり、

しかも牧野も実にキップが良いため、
「味」も人情も楽しみたい方には、
最適の一作に仕上がっていますし、

エピソード自体にも人情があり、
実に明快ですので、読者は、
まったく悩むことがありません。

本当に素晴らしく「時代劇」であり、
グルメ漫画でもあるという一作で、
今晩の食事を何にしようかと、

悩んだ時などにもオススメできる、
「もたれない」という点でも
優秀な一作と言えるでしょう。

また、現代風とはまた違う
純和風「江戸前」のそばには、
かえって今とは違う新鮮さがあり、

仕事や趣味でそばを打っている方にも、
最適な作品ではないかと思います。

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