タイトル | 最強伝説黒沢 |
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原作・漫画 | 福本伸行 |
出版社 | 講談社 |
建設業界で働く男主人公黒沢。
彼は本当に間が悪い男だった。
何をしても裏目裏目に
いってしまう人生。
そんな人生にふと嫌気がさした
黒沢は更に空気の読めない
発言や行動をしてしまう。
そんなついていない中年
黒沢の悲しいストーリー。
最強伝説黒沢のあらすじ紹介
高校卒業後すぐに入社した
建設業界で働くベテラン作業員
主人公の黒沢。
現状では現場監督という役職を
あたえられているがそれは
この会社にいるのが長いからなだけ・・・。
同時期に入社した人間は昇進し
黒沢より後に入社した人間も
次々と昇進していく。
ベテラン作業員に至っては
時世の流れて次々とリストラ・・・。
リストラが嫌な黒沢は給料を
さげられることになっても
会社に食らいついていく。
そんなある時黒沢は44歳の
誕生日になり自分の人望について
考えてしまった。
この考えから黒沢の分岐点に
なるとは本人も思っていなかった。
最強伝説黒沢のネタバレと結末(最終回)は?
44歳の誕生日を迎えた黒沢。
それとなく会社の人間に
対して話題を振るが全く気づかない。
何も起きることなくいつも行く
居酒屋で自分一人で祝うことに
なった黒沢。
ここで黒沢は思った。
「人望が欲しい!」
この思いをきっかけに黒沢は
会社の人間に対して接触を
試みることになる。
生まれ変わることを決意した
黒沢は現場で人より重いものを
持ち運んだ。
誰よりも叩くということを念頭に・・・。
だがここの現場には皆からの信頼が
厚い現場監督の赤松がいる。
だが頑張る黒沢を他作業員たちは
黒沢をないがしろにしている。
周りの人間は赤松がいれば
現場はどうにかなると考えている。
そんな赤松に負けないよう作業する
黒沢だがやることが裏目にでてしまう。
だが黒沢は赤松との人望の差を
五分五分と考える始末。
だがそこで赤松が作業員全員に
コーヒーを配るという行動にでる。
だが黒沢も負けてはいない。
なんと作業員全員にビールを
配り始めたのだ。
仕事中にビールを配る暴挙。
当然ビールは誰も飲まず放置されていた・・・。
だが黒沢はなぜ飲まれないのか
わからいのであった・・・・。
最強伝説黒沢の読んでみた感想・評価
いますよねぇこういう人(笑)
本当に間が悪い人間。
ただ本人はそう思わずに周りに
行動や発言をして周りを凍らせる。
気付けよ!
っていつも思ってします私がいます。
いるんですよ私の職場に・・・・。
一応全国にある会社なんので
その彼の一言や言動で全ての業務内容が
変わってしまい現場の人間は混乱する。
けどその言った本人は変えてやったぞ
ぐらいの感じで上に報告し評価は上がる。
ただ変えたことで顧客への対応が
最悪の対応になったりしてしまう
ことが多々ありますがね・・・。
でもこういう人の心臓というのは
凄いですよね。
何があっても平気で会社に
在籍し続けて飄々と業務をし続ける。
でもこういう人が会社では上にいく。
不条理な世の中です。
ただこの黒沢は間の悪い人間ですが
上には行けない人間ですよね。
なんか色々発言するがそれが
彼の考えとは全く別の方向に
進んでしまう。
それで警察に厄介になってしまう
ことになってしまうんですよね・・。
これこそ運がなくツイていない
人間の象徴として描写されている
感じがしますよね。
この本を読むことで結構ヘコみますし
気を付けようと心掛けてしまう自分がいます。
こんな方におすすめな作品!必見
自分はなんとなく
流れに乗るのが悪いなぁ
という人にオススメかもしれません。
この漫画を見ると主人公の
間の悪さが学べる漫画かもしれません。
この作者の流れ的にこの主人公が
うまくいくかいかないかは
わかりませんが・・・。
今の世の中は会社での付き合いが
本当に面倒くさいですよね。
特に年代がある程度上の人は
若い人に対してどのように
接していいかわからない感じです。
例えば若い子を飲みに誘ったり
ご飯を誘ったりしても一応はきますが
その場では結構面倒くさそうにしている。
挙げ句の果てには携帯を弄り始めて
つまらなそうにし始めるのはどうかと
思いますね。
確かにそういう付き合いは必要ないと
言いますが多少のコミュニケーションは
必要ですし会社にとっても不利益ではありません。
この作品はこういうことを訴えているのでは
ないかと思います。
まぁただ主人公の間の悪さは
天下一品ですがね・・・・。
このようにならないようする
バイブル本としてどうでしょう?(笑)